現場が見える積算で、“納得と信頼”をかたちに

■ インタビュー|設計・積算担当 Iさん(入社23年目)

Q. 入社して何年目ですか?これまでのキャリアを教えてください。

2002年に入社して、今年で23年目になります。
入社当初は現場管理として働いていましたが、約10年ほど現場経験を積んだ後、設計・積算業務へ移りました。現場を知った上で、図面や数量に落とし込めるのが今の強みだと思います。

Q. 現在の仕事内容を教えてください。

設計・積算が主な業務で、図面をもとに見積もりを作成したり、必要に応じて役所や現場で資料を収集したりしています。
案件は主に2〜6区画ほどの戸建て分譲が多く、金額でいうと1件あたり500〜4,000万円規模のものが中心です。私は主に土木工事系の積算を担当し、基礎関係は社長が担当する分担体制です。

Q. 年間どれくらいの案件を担当していますか?

年間で約200件ほどです。会社全体では400〜500件ほどになります。
案件ごとに条件や規制が異なるので、1件ずつ丁寧に確認する必要がありますが、それが積算の仕事の面白いところでもあります。

Q. 現場調査にも行かれるそうですが、どんなときですか?

はい、現地を確認しに行くことはよくあります。
図面や資料だけでは分からないことも多いので、自分の目で確認しないと見積もりに反映できない部分が出てくるんです。特に役所の資料が不十分なときは現場でスケールを使って簡易的な測定を行うこともあります。

Q. 設計や積算の中で、大変だと感じることはありますか?

やっぱり、施主様のご要望と行政の規定との間にギャップがあるときですね。
「こうしたい」と思っても、条例や制限により実現できないこともあるので、それを上手に調整しながらご納得いただくまでが一番難しくもあり、やりがいでもあります。
あと、図面を具体化していく“盛り込み作業”は、想像力も必要で時間がかかる工程ですね。

Q. 使用しているツールやスキルについて教えてください。

図面はJW-CAD(フリーソフト)を使っています。使えるに越したことはありませんが、CADは補助的なツールなので、やる気と吸収力があれば徐々に覚えられると思います。
大事なのは、図面の背景や意味を理解すること。それができるようになると、積算がずっと楽になります。

Q. 勤務時間や休日のスタイルは?

勤務時間は朝8時から夜18時くらいが平均ですね。
会社の就業規定では隔週土曜休みですが、私は子どもが小さいこともあり、業務を平日に分散させることで毎週土曜も休みにしています。
業務が細かく調整できるのも、この仕事の良いところかもしれません。

Q. どんな人にチームに入ってほしいと思いますか?

一番大事なのは「自分で調べて、吸収していく力」があることですね。
この仕事はマニュアルがすべてじゃないので、自分で考えたり、人に聞いたりしながら前向きに取り組める人と一緒に働きたいです。
私自身もそうやってここまで来たので、やる気がある人にはしっかり教えていきたいと思っています。

Q. 最後に、求職者へのメッセージをお願いします。

設計や積算って、一見すると事務的な作業に見えるかもしれませんが、実は「提案する力」や「伝える力」が求められる、すごく奥深い仕事です。
現場を知っている人はもちろん、未経験でも自分で動いて学ぶ意欲があれば、確実に力がつきます。
「図面の向こうにある、お客様の期待に応えたい」という想いのある方、ぜひ一緒に働きましょう。

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